Saturday, January 14, 2006

スウェーデンのクリスマス













クリスマスに友人に招かれ、スウェーデンに行ってきた。日本のクリスマスといえば、街中クリスマスの照明で、とてもクリスマスムードがあるが、特に決まっ たしきたりがな く、友人と外食をしたり、カップルと会うのがメインだ。スウェーデンのクリスマスは1年の中の家族の大イベントだ。クリスマスイブ前日に家族が集まり、本 物の大きなクリスマスツリーの飾り付けを皆でした。そして、翌日24日には家族が集まり、クリスマスを祝う。まず最初のイベントはサンタクロースのディズ ニーのテレビを家族で3時に見ることだ。これはかなり古い昔のテレビらしいのだが、クリスマスイブには欠かせなく、この時間帯には誰も外に出ないそうだ。 日本でいう紅白歌合戦(最近はそうでもなくなったが)?それから、夕食にはスウェーデンの 伝統的な料理、スウェーデン人友人曰く「スウェーデンの寿司」を食べた。これは生のサーモンをマヨネーズとお酢等でからめたスウェーデン独特のソースに付 けて食べる料理だ。スターターとして、この魚料理と煮たジャガイモを食べ、その後3種類のミーとボールとラザニアのようなグラタンがメイン料理として出て きた。これらの全ての料理は友人のお父さんが作った。スウェーデンというか私の友人の家族は皆男の人が料理しているらしい。日本では考えられない。それ じゃ、お母さんは何をしているのかと聞くと、庭のガーデニングを担当しているらしい。どうして女の人が料理をしないのかと聞いたら、この家族はお父さんや 息子のほうが料理がおいしいとの事。私はその話を聞き、すぐに父に知らせた。でも、多分全く影響していないと思う。スウェーデンに行けば、女の人は極楽 だ。また、おもしろいことにこの友人の両親は33年間籍をいれず、一緒に暮らし、子供を作り、家庭を築いてきた。結婚はしていないらしい。日本では考えら れない。また友人も今年には彼と家を建てて家族を作る予定らしいが、特に結婚は考えていないらしい。どうして結婚しないのかと聞くと、特に結婚の必要がな いとの事。うーーーーん、分からない。日本では家庭を築くことは結婚が前提なのだが、この国では結婚という概念が浸透していない。友人のご両親曰く、特に 結婚を今まで意識していなかった?とか何とか言っていた。忘れていた!?だから、息子夫婦が結婚したら、一緒にダブル結婚をしてもいいなと冗談で言ってい たが、現実になりそうな彼らだった。これもまたカルチャーショックだった。西洋人の友人曰く、結婚したからといって一生パートナーといられるかどうか誓え ないし、籍をいれようといれまいと関係ないといっていたが、うーーーーーん、色んな考えがあるようだ。
 さてさて、食事の後はクリスマスツリーの下にあるプレゼントを一つずつテス(スウェーデン人の友人)が手にとり、誰宛のプレゼントか発表し、そのプレゼ ントを渡し、一人ずつみんなの前で開けて、楽しんだ。プレゼントは一人一つだと思っていたのだが、これがまた私の固定観念が覆され、一人に対して同じ人が 何個もあげていた。例えば両親から3つ以上のプレゼントといった状態。どうりで、人数分以上のプレゼントがクリスマスツリーの置いてあったのだ。てっき り、近所の人や親戚一同が集まるものだと勘違いしていたら、友人の彼の家族と友人と私だけだった。